Yahoo!知恵袋でこんな投稿を見つけました。
建設業で現場監督をしています。33歳で手取りの給料が17万です。
Yahoo!知恵袋
既婚で子供はいませんがこれってどう思いますか(安い・普通)?
この質問からは意図がわからないのですが、おそらく
手取りで17万ってもしかしたらヤバいのかな?この年収で結婚できるのかな?
といった悩みと推察します。
結論、手取りで17万円は低すぎです。
経験年数・資格などの前提条件がわからないので何とも言えませんが、それにしても責任ある仕事としては、あまりにも低いと思います。
この記事では、「現場監督の給料が低いのでは?」と不安になっている人のために、私の実体験に基づき、以下の内容について解説します。
- なぜ、現場監督なのに年収が低いのか?
- 現場監督で年収をUPさせる方法
- 未経験でも不安なく施工管理に転職する方法
ビーバ現場監督だから安いというわけではなく、それ以外の部分に要因がありそうです。
なぜ、現場監督なのに年収が低いのか?考えられる要因5選!


なぜ、冒頭の質問者はこれほどまでに年収(手取り)が低いのでしょうか?
施工管理の経験から、考えられる要因を5つピックアップしてみました。
- 資格の有無
- 地域格差
- 多重下請構造
- 長時間労働と固定残業制
- 会社からのリスペクト不足



それぞれについて詳しく解説しますね。
現場監督の年収が低い要因①資格の有無
1級施工管理技士などの国家資格を持っていないと、主任技術者や監理技術者になれず、責任あるポジションを任されにくくなります。
その結果、給与テーブルが低止まりしやすいのです。



国家資格は一生ものです。たった1年頑張るだけで取れるなら、頑張って勉強するべきです。
現場監督の年収が低い要因②地域格差
都市部や大規模工事を請け負う会社に比べ、地方の会社は報酬水準が低い傾向があります。
同じ仕事をしていても、勤務先の地域や案件の規模で差が出やすいのが実情です。



大都市圏に引っ越すだけで、年収100万アップなんてザラではありませんよ。
現場監督の年収が低い要因③多重下請構造
また、所属する会社が元請けではなく、下請けの会社だと年収が低くなる傾向があります。
元請から下請、さらに孫請へと仕事が流れる過程でマージンが差し引かれ、末端に行くほど利益率が低下します。



利益が圧縮される分、人件費=現場監督の給与にもしわ寄せが及びやすいのです。
現場監督の年収が低い要因④ 長時間労働と固定残業制
施工管理は残業や休日出勤が多い職種ですが、固定残業代やみなし労働制の導入企業も多く、実労働に見合った給与が反映されにくいことがあります。
結果として「働いている時間のわりに給料が低い」と感じる人が多いのです。



固定残業制やみなし労働制を謳っている会社は要注意です!
現場監督の年収が低い要因⑤ 会社からのリスペクト不足
残念ながら一部の企業では、現場監督を「労働力」としてしか扱わず、待遇改善やキャリア形成への投資が不十分なケースがあります。
施工管理の仕事は非常に重要で、かつ責任感の伴う仕事です。
これほどまでに重要な職務を全うしているのにもかかわらず、手取り17万円は余りにもリスペクトがなさすぎと断言できます。



こうした環境ではモチベーションが上がらず、給与も上がりにくいのが現実です。
現場監督で低い年収を一気にUPさせる方法


ここでが、現場監督になって年収で苦しまないための5つの方法を紹介します。



当たり前のことですが、当たり前のことができない人が多いんです!
- 国家資格を取得する
- 最新のスキルを身につける
- 都市部や大規模案件に挑戦する
- 原価管理や安全管理など“強み”を磨く
- キャリアを正しく評価してくれる会社へ転職する
それぞれについて詳しく解説します。
現場監督で低い年収をUPさせる方法①国家資格を取得する
言わずもがな、資格の有無は現場監督の評価を大きく左右します。
特に1級施工管理技士を取得すれば監理技術者として大規模工事に携われるため、手当や昇給のチャンスが広がります。
1級建築施工管理技士を取得するメリットは以下のようなものがあります。
- 資格手当:月3~5万円
- 昇進、昇格の機会拡大
- 転職時の条件交渉力向上
資格未取得の場合、まずは資格試験に挑戦することをおすすめします。



資格手当だけで数万円、年収換算で100万円以上の差になることもあります。
現場監督で低い年収をUPさせる方法②最新のスキルを身につける
BIMやドローン測量、施工DXなど、新しい技術に対応できる人材は業界内で高く評価されます。
単なる「現場を回す人」から「新しい手法を導入できる人」へと立ち位置を変えることで、希少性と収入アップの両方を実現できます。



あなたの興味ある分野を徹底的に極めれば、必ず結果は付いてきます。
現場監督で低い年収をUPさせる方法③都市部や大規模案件に挑戦する
地方や小規模案件は単価が低いため、必然的に年収も上がりにくいのが実情です。
思い切って大都市圏に引っ越しするのも年収アップするための方法の一つです
首都圏や政令指定都市などの再開発・インフラ案件に関わると報酬水準が一気に上がり、経験としての市場価値も高まります。



施工管理経験者であれば、なるべく大規模プロジェクトに携われる環境に身を置きましょう。
現場監督で低い年収をUPさせる方法④原価管理や安全管理など“強み”を磨く
施工管理は4大管理(工程・品質・原価・安全)で成り立っています。
中でもコスト削減や安全対策に強い現場監督は、会社にとって大きな戦力です。
「この人に任せれば安心」と思われれば、給与交渉でも優位に立てます。



「少し得意かも」から、「この分野については右に出る者はいない」レベルまで、あなたの強みを強化しましょう。
現場監督で低い年収をUPさせる方法⑤キャリアを正しく評価してくれる会社へ転職する
どれだけ努力しても、会社が人材を正当に評価しない環境では収入の伸びしろに限界があります。
転職によって年収が大きく改善するケースは珍しくなく、むしろ転職は最短ルートで収入を上げられる方法でもあります。



もし、あなたが適正、もしくはそれを上回る年収を目指すなら、【CIC】に登録だけしておくと良いかも知れません。
現場監督で低い年収をUPさせる方法まとめ
年収が低い要因は資格の有無はもちろんですが、多くの場合、あなたがいるその環境に大きな要因がある場合がほとんどです。
つまり、「あれ、俺って年収低いかも?」と思った時こそが転職を検討するタイミングです。
転職には大きなエネルギーを費やしますが、その一瞬を乗り越えれば年収アップに加えて、ワークライフバランスも改善することも期待できます。



ほんの少しの行動力が、今後数十年のあなたの未来を変えます。
未経験でも施工管理で高年収を狙うには?最強のロードマップ


もし、あなたが施工管理未経験で、かつ高年収を狙いたいとしましょう。
結論としては【可能】ですが、ただがむしゃらに頑張ればいいというわけではありません。
なぜなら、がむしゃらに頑張ったとしても、冒頭に引用した悩みのように、現場監督で低年収に悩まされる可能性があるからです。



脳死で現場監督になると、低年収の人生が待っているかもしれません。
大事なのは中長期的な視野で戦略を練る必要があるということです。
以下の記事では、Fラン文系卒でも年収1,200万円となった私の経験を元に、どうすれば現場監督として勝ち組になれるのかを解説しています。



繰り返しますが、人生を変えるなら行動力一択です。
まとめ


現場監督の年収が低い原因は明確で、解決策も存在します。
重要なのは現状に甘んじることなく、具体的な行動を起こすことです。



特に効果的なのは転職です。
適正な評価をしてくれる企業に移ることで、同じ仕事をしていても年収が大幅にアップする可能性があります。
「手取り17万円の現場監督」から「年収600万円の施工管理技士」への道のりは決して不可能ではありません。
ただし、それには正しい知識と戦略的なアプローチが必要です。



あなたの人生を変える第一歩を、今すぐ踏み出してみませんか?


